近頃、メジャーリーグで大谷、イチローなど数多くの日本人が活躍する機会が多くなりましたが、
今回ご紹介するのは、野球をする場所、野球場の話です。その中でも私どもの、福岡を代表する建物、
日本初開閉式ドーム球場、福岡PayPayドームに関することです。
福岡ダイエーホークス( 現在はソフトバンクホークス )の本拠地として、1991年に着工し、1993年に完成。
わずか2年での完成でした。福岡PayPayドームの一番の特徴は、やはり屋根が開閉式とゆうことです。
直径213メートルもあり、3枚の鉄骨構造パネルで構成され、屋根の開閉は下段は固定屋根、上段、中段の
2枚が左右に120度(開閉に要する時間は、約20分)移動することにより屋根の開放率は60%になります。
その重さ、屋根だけでなんと12,000トンにもなります。
12,000トンとはジャンボジェット機40機分にもなる重さです。ちなみに1回の開閉にかかる金額は、 なんと100万円だそうです。ちなみに、試合でホークスが勝つと、この屋根が開きます。
また、福岡PayPayドームは建設素材にも先端技術が取り入れられています。
その素材のひとつが開閉屋根の素材がチタン。
チタンは夢のハイテク素材と言われるほど強度と耐食性に優れ、ロケットや航空機などに使用されている素材です。 このドームの屋根に使用したチタンの厚さわずか0.3ミリですが、使用した量はなんと100トン。1990年に建築物でチタンを使用した量は200トンですから、いかにすごい量か、お分かりになると思います。
このドーム建設には、1日の現場工事関係者は最多で1,200人、累計で約12,000人でした。
工事完成まで使用された資材は、鉄骨鉄筋が43,000トン、コンクリートは370,000トンにもなったそうです。
その他、縦10m、横35.2mの大型映像装置(オーロラビジョン)などビッグな所が、たくさんあります。
福岡へ起こしの際は、是非この文を思い出しながら、ゆっくり建物を見物してはいかがでしょうか?
そして、私は、今年も福岡PayPayドームで福岡ソフトバンクホークスの日本シリーズを心待ちにしております。(もちろん日本一)